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「長崎で頑張る女性たちを応援して、地域の活性化につなげたい!」そんな熱い想いをママモニ運営事務局へ届けてくださったのは、今年、開局25周年を迎えられたNIB長崎国際テレビさんでした。特にNIBさんが注目されたのは、ママモニからご紹介中の日々ブログを発信し続けている女性ブロガーの皆さん。

そこで「女性ブロガーの皆さんを応援できる企画とは?」と始まった、NIBさんとママモニとの企画会議!何度も打合せを行い、初のコラボイベント「アナウンサー講演会&スタジオ見学会」を開催しました。

開催当日、長崎国際テレビ7階会議室には10名の女性ブロガーさんが集結!!講師は夕方のニュースでおなじみの佐藤肖嗣(さとうたかし)アナウンサー。番組製作の裏話に盛り上がり、佐藤流会話術もたっぷり伝授!ランチ交流会の後は、NIBさんの現場に潜入し、土曜のお昼の生放送「ひるじげドン」のスタジオを見学。生放送の緊張感の中、鮮やかに繰り広げられる現場のチームプレーに圧倒!最後に出演者の皆さんと記念撮影をして、充実の1日となりました。

今回、NIBさんとママモニとの初コラボイベントは、企画段階から携わってくださった高森さんの司会進行からスタートしました!

佐藤肖嗣アナウンサー、登場!

私たちの前に現れた佐藤肖嗣アナウンサー(以下、佐藤アナ)は、どっしりと落ち着いていて余裕があって、それでいて気さくさを感じさせる、まさにテレビの印象そのままでした。さあ、どんなお話を聞かせてもらえるのか…。ドキドキの会場に響いた第一声は「今日、私がお話することは皆さん方の活動のすべてにお役に立つとは正直思っていません」。

予想外の宣言に戸惑うブロガーの皆さん。しかし実は、この発言こそが佐藤流会話術のテクニックの1つだったのです!

その種明かしは、また後ほど…。

情報発信者の心得

まず佐藤アナは、ご自身が担当しているニュース番組「news every.」を例に、情報が視聴者のもとに届くまでの流れを解説。過去の取材内容など身近な地元の話題を挙げながら会場と対話を繰り広げる佐藤アナ。その話術はさすがです。テンポよく交わされる会話に、その場の緊張がだんだんとほぐれていきます。

ブロガーの皆さんを驚かせたのは、ほんの数分間の短いVTRでも完成までには相当な時間と労力がかかっているということ。感嘆のため息に包まれる会場に佐藤アナは呼びかけました。「非効率的だと思われるでしょう?非効率的なことでも、一回一回立ち戻って、推敲(すいこう)する。それだけのことをしてこそ、きちんとした情報として世に出せるのだと思います」。

たくさんの要素を凝縮して確かな「情報」に仕上げる…。そこにあるのは「責任感」。苦労を無駄と言ってしまわない、むしろ必要だと誇る凛々しい横顔に、情報発信者としてのプライドを感じました。

ブログは声に出して読み返して

ブロガーの皆さんに向けての講演会ということで、ブログの書き方についてもアドバイスがありました。何よりもこだわるべきところは「タイトル」だとか。タイトルは1番初めに読者の目に留まる場所。その後に続く記事を読んでくれるかどうかはここで決まると言っても過言ではないそう。佐藤アナは「ありきたりなタイトルでは頭に入って来ません」ときっぱり。読者を惹き付けるキャッチーなものを考えてみて、とのことでした。とは言え、もちろん記事の内容に無関係なタイトルでは×です。

そして目からウロコのアドバイスがもう1つ。「記事をアップロードする前に、黙読ではなく音読してみてください。声に出すことで気が付くことがきっとあるはず」。この発想はアナウンサーならではですね!

人付き合いにも応用OK! フリートークの3つのポイント

先ほどの話とは逆に、話し言葉を文字に書き起こすのもおすすめ、という佐藤アナ。人をひきつけるフリートークにはコツがあるのだとか。話し言葉を書き起こしてみると気が付くはず、という3つのポイントとは…。

 (1) 結論から話す
 (2) 具体例を挙げる
 (3) ワンセンテンス・ワンインフォメーション

本筋にたどり着くまでダラダラと話すようでは相手は疲れてしまいます。まずは完結に、言いたいことをズバン!相手の気を引いてから具体的な話に入ります。そして何より差がつくのが(3)のワンセンテンス・ワンインフォメーション。書くときも話すときも、文章が始まって終わるまでに1つの情報しか入れない。このポイントはニュース原稿に応用できる部分もあるそうです。

実はこれらのポイントはブログにも応用できます。タイトルで気を引いて、記事本文で具体的な話をするというワケです。より詳しいほど◎。伝えたいことが読み手にしっかり伝わって気持ちを共感できれば、きっともっと面白い記事になることうけあいですね。

ここで佐藤アナがにんまり。「講演会の初めに私が皆さんに話した言葉を覚えていますか?」。会場からは「あっ」という驚きの声。思い返せば、佐藤アナは「今日の話のすべてが、皆さんのお役に立つとは思っていません。でも何か1つは参考になるかもしれないので聞いてください」と…。私たちは最初から佐藤アナのトーク術にはまっていたというわけでした!う〜ん、さすがです。

話し上手は聞き上手

自身の体験を交えながら、ブロガーさんたちの立場に寄り添って話をする佐藤アナ。親しみのある笑顔もあいまって何だか身近に感じてしまいます。これこそが佐藤流会話術の真髄。佐藤アナがインタビューで心掛けているのは、必ずその人の目を見て、その人の話に乗ること。「取材も人間同士のお付き合い。自分の話をきちんと聞く人間だ、と相手が認めてくれたら、時間はかかってもきっといい話を聞かせてくれるし、その後もいい関係を築いていけると信じています」。その言葉を聞いて、笑顔で大きく頷く会場の皆さん。まさに、佐藤流会話術の威力を身を持って知る講演会となりました。

ぶっちゃけトークが飛び出す質疑応答も

当たり前のように見ていたニュースの裏側にある苦労を知って、関わる人たちの苦労に改めて感謝するなど、内容の濃い講演会でした!質疑応答の時間にはブロガーさんたちから鋭い質問が…。番組制作の裏事情も明かしつつ、1つひとつていねいに答えていく佐藤アナ。誠実なお人柄が見て取れます。印象深かったのはnews every.ではニュースの合間にご自身の感想を挟まないということ。「私個人の番組ではないから。常に公平な目線で情報をお届けしたいと考えています」と話します。テレビの画面に映るのはアナウンサーだけであっても、その後ろにはたくさんのスタッフが関わっていること。それを常に意識しているんですね。

伝えることのプロである佐藤アナ。そのお話は、ご自身の実体験をもとに、取材から報道までのプロセス、対面でお話する際のポイントなど、シンプルにとてもわかりやすくお話いただきました。私たちに寄り添ったアドバイスには、優しさと沢山のエールを感じるとともに、心に響きました。佐藤肖嗣アナウンサー!貴重なお話をありがとうございました!

講演会の後はランチ交流会♪

講演会が終わり、佐藤アナと記念撮影をした後は、ランチ交流会。カフェ・ド・ビジューのサンドイッチセットに舌鼓を打ちながら、ブロガーの皆さんでわいわい盛り上がりました。今日お集まりいただいたブロガーさんたちは総勢10名。お互いに情報交換をしたり、取り組んでいることをPRしたり、充実した時間を過ごしました。NIBさんから、長崎のまちネタが詰まった「ひるじげBON」のプレゼントもありました!

講演会からランチ交流会まで、ギュギュッと凝縮された時間となりました。

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佐藤肖嗣アナウンサー、登場! ( 1 / 3 頁 )