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 いつまでも若々しく、美しく、健やかでいたい。女性ならば誰もが願う永遠のテーマですよね。では「若さ」とは?「美しさ」とは?「健やかさ」とは?若くあるために無理をしたファッションに挑戦したり、美しくなるためにダイエットなどで健康を損なったり……そういう経験ありませんか?

 長崎市江戸町で「大人のための」バレエ教室を主宰する前田佳寿美さんは、すべての年代の女性が自分らしくイキイキと過ごすために必要な肉体の改造方法である「佳寿美式ストレッチ」へとたどり着きました。幼少の頃から始まったバレリーナ人生の中で、様々な壁にぶつかりながらも軽やかに、しなやかに飛び越えてこられた前田さん。華麗なバレリーナとしての姿と、指導者としてのストイックな姿、ひまわりのように周りを照らす笑顔が印象的な前田さんですが、その笑顔は波瀾万丈といえる人生が磨いたものなのかもしれません。今回は「憧れの女性像」へと近づく方法を、美しく年齢を重ねている前田さんの生き方を参考に繙いていきましょう!

 前田さんにお会いして、まず見惚れたのが「背中」の美しさでした。スッと伸びた背筋と、ニット越しにも分かる肩甲骨。立ち姿も、椅子に腰掛ける姿も、自然にのびやかで実に美しいのです。年齢を感じさせない自然で柔らかな印象、若々しく女性らしいラインは「こんな風になりたい!」というまさに理想像。その美しく伸びやかな姿に至るまでには、どんな日々を送ってこられたのでしょう。

 「3歳から鳳洋子先生のもとでバレエを始め、さらにバレエを究めるために18歳で上京しました。本当はもっと早くに上京したかったんですけど、父が許してくれなかったんですね(笑)。3年間という期限付きではありましたが、念願かなって上京することが出来ました。
 上京して最大の収穫だったことは、大野博史先生と和井内恭子先生に創作バレエを学び「チャイコスキー記念東京バレエ団」のソリスト・和井内梅湖先生にクラシックバレエの個人レッスンをつけていただけたことです。当時では、考えられなかった夢のようなレッスンでしたが、最初に先生からいただいた言葉は、「もう一度、最初から勉強しましょう」でした。先生の言葉に、がむしゃらに練習を重ねました。このレッスンこそが、私のベースとなり、今の私があることに本当に感謝しています。

 当時、私は先生方の内弟子でしたので、先生方の身の回りのお世話はもちろんのこと、お掃除やお料理のほか、そこで子どもたちにバレエを教えるといったことも経験を積ませていただきました。また、先生方の代理で公演や華やかなパーティーへ出席するといった、普通の10代なら到底知り得ない世界を垣間見ることもでき、非常に充実した毎日でした。「さぁこれから!もっともっと踊りたい!」そう思っていましたが約束の期限が来て、長崎に戻らなければならなくなったんです……」。

 東京という最先端の街で、最高峰のレッスンを受けていた前田さんでしたが、様々な葛藤を経て、フリーダンサーとなって長崎へ戻って来た前田さん。長崎で新たなバレエ人生をスタートさせることになりました。


 「長崎に戻ってから30代までは、いろんな土地のバレエ団から招かれて客演として踊ったり、教えたりという日々でした。フリーという立場ですので、いろんな人に出逢えて、いろんなステージに立つことができ、とても楽しかったですね(笑)。また、人に教えるからには、いい加減なことはできませんから、講習会なども頻繁に受けて最先端のものを学ぶように努力しました。バレエにはいくつもの指導法や考え方があり、それぞれに感銘を受ける点があるんです。私は常に「そういう考え方もあるんだな」というフラットな感覚を意識していました。多くの人、考え方に出逢ってきましたが、ひとつとして捨てるものはないんです。「これは違う、必要ない」ではなくて、「そういう考え方もある」という受け止め方をすると、すべてが財産になると思いませんか?ですから、すべてに感謝してるんです」。

 なるほど!私たちはすぐに取捨選択をしがちです。「興味がある、ない」「必要、不要」なんて。けれど前田さんのように「そういう考え方もある、これもアリ」という受け止め方ができれば、人や知識との出逢いは自分の中に確実に蓄えられ、財産となりうるのです。

 「ソ連国立バレエ劇場付属モスクワ舞踊学校講師の、イーダ・ワシリエワ先生から学び、指導者コースを修了し、生徒さんを集めて長崎にバレエ教室を開校したんです。私の夢として考えていたことは、子どもたちにバレエだけではなくて、バレエからいろんな世界へ羽ばたいてほしいと願って教えてきました。もちろん踊り続ける子どももいるでしょうが、バレエのステージを作るには、衣裳を考えたり、音楽を選んだり、全体をプロデュースする人、さらに言えば、バレエに適した体を作る食の専門家や、医学的なアプローチをする人だって必要なんですよね。踊らなくても、バレエから様々な人生が派生していくという考えで子どもたちには接してきました。想像してみてください。何年か経って、私の教え子たちがそれぞれのスペシャリストになって、再び集結しステージを作る……そんなことが可能なんですよ!考えるだけで楽しくないですか!」。

 前田さんの柔軟な思考は子どもたちの能力を大きく伸ばす手助けとなりました。前田さんの元から巣立った多くの子どもたちの今後の活躍を、前田さんは願っています。

 「昨今のコンクールブームには、考えさせられました。本当に幼い子ども時代から、トゥシューズを履いて、競わせるためのバレエを重ねれば、骨格にも影響が及びます。芸術は他者との争いではなく、自分自身を高めて人を「感動」させるものだと思います。
 一流の振り付け師の方々が創られた踊りを、まだ身体の出来上がっていない子どもに踊らせることは、とても残念に思います。もっと作品に対して、大切に思ってほしいと願っています。名作と言われた作品は、踊ることができる肉体を手に入れ、技術を高めた時、初めて挑戦できるハードルの高いものでなければならないと思います。子どもに教えるということは、その後の彼らの人生にも大きく影響しますから、責任を感じていました」。

 子どもたちへ深い愛情と、知識を持って指導していた前田さんに、突然の転機が訪れます。よもや考えてもいなかった、バレエとの決別。

 「30代後半の頃、父が他界してしまい、父の事業を引き継ぐためにバレエから身を引くことにしました。とてもつらかったですよ……。それまで経験したことがなかった事務作業、1日中椅子に座って…という生活は、想像以上に体に負担をかけていました。抱えていた古傷がレッスンをしなくなった途端、痛み始め、膝や腰は常に不調でしたね。ストレスで体重も増えてしまって(苦笑)。そんな生活を数年続けていたんですが、「このままじゃダメだ!やっぱりバレエを続けたい!」という思いに突き動かされ、再びバレエ教室を開くことにしたのです」。

 前田さんからバレエを奪うことは、きっと誰にもできないことだったのでしょう。至極、当然な流れでバレエの世界へと復帰した前田さん。とはいえ、6年というブランクは決して短いものではありませんでした。

 そんな時、前田さんが尊敬しているバレエの先生に、「復帰するなら、ローザンヌの講習会に行ってごらん」と教えてもらって参加したのが「ローザンヌ国際バレエコンクール元芸術委員会委員長」のヤン・ヌイッツ氏と、解剖学の権威フランシス・ウェイツ氏が筆頭の講習会でした。

 「私が20代の頃のバレエは、体をバレエの基本に合わせるという「矯正的」なものでした。かつてのバレリーナは矯正ゆえに故障が多かったのですが、「ローザンヌ」の考え方は「自分の体、骨格」に負担をかけない自然に沿ったものでした。素晴らしいローザンヌの指導法との出逢いでした」。

 踊るために自分自身の体に負担をかけることさえあった、かつてのバレエ。ローザンヌとの出逢いにより、健やかな肉体で踊ることをモットーとした前田さんは、「大人のためのバレエ」という新しいカテゴリーを切り開くことにしたのでした。

 子どもの頃、「バレエを習いたい!」と思っていた女性は多いのではないでしょうか。または、バレエを習っていたけれど無理なレッスンで途中挫折してしまったという人も。大人になった今、再び「踊りたい!」という気持ちになったのなら、ぜひ前田さんの門を叩いてほしいと思います。

 「バレエを美しく踊るためには、まず体づくりが大切。いきなりバーレッスンや、トゥシューズを履いて踊るなんてとんでもないこと。大人の方がバレエを踊る、という目標に向けて健やかな体を作るために考えたのが「佳寿美式ストレッチ」です。これまでの主流だった無理に身体を形作るレッスン法は、実は筋肉や関節に大きな負担をかけ、必ずしも最適なレッスン法ではありませんでした。自分の身体の仕組みを理解し、本来の身体機能を生かして、自分の身体を使いこなすことを学びます。より柔軟で美しく強い身体へ磨き、故障や怪我をすることなく、効率よくテクニックを習得、末永く踊り続けられるダンサーを育成するのが目的なのです」。

 確かに、いきなり高度なテクニックを与えられても、それを使いこなす体がなければ、美しく踊ることなんて夢のまた夢。前田さんは、年齢問わずバレエに挑戦できる体を作るために、試行錯誤を繰り返し、「佳寿美式ストレッチ」を考案しました。「佳寿美式ストレッチ」は、横たわったままでできる非常に簡単な動きの組み合わせ。簡単なのですが、その効果はテキメン!ゆっくりとしたリズムで、マイペースで続けられますが、終わった時には体が温まり、全身の筋肉、骨格があるべきポジションに収まった「スッキリ感」が味わえます。

 「疲れやすかったり、肩が凝ったり、それは体の自然な動きに逆らっているからなんです。筋肉を鍛え、しっかりと骨を支えることができれば、どんな動きでも疲れることはありません。自分の体を自分が思った通りに動かすことが、年を取るごとにできにくくなっていきますよね。けれど自分の体を知り、鍛えることで、思い通りに体を動かすことができるようになるのです。それぞれの方のあるべき姿を取り戻すことが「佳寿美式ストレッチ」の効果。年齢を重ねていく中で、できることなら人の手を煩わせることなく、自分のことは自分でできるだけの健やかさでいたいですよね。思い立った時から始めることができれば、無理なく、ムダなく、イキイキと美しく年齢を重ねることが可能なんです」。

 取材時にレッスンに来られた生徒さんの声をご紹介しましょう。

 A子さん 「5年前から通い始めました。事務職で、ずっと肩こりに悩まされていたんですけど、ここへ通いだしてからはスッキリ!5年前より確実に年を取ってるはずなのですが(笑)、5年前の体よりも若くなっている実感はあります。先生の明るく楽しいレッスンを受けていると、ストレス解消になるんです(主婦・48歳)」。

 A子さんは、年齢を聞いて驚いてしまったほど、若々しい方。体が柔らかく、しなやかで女性らしいラインが美しい方でした。

 B子さん 「運動経験がまったくなかったので、始める時は正直不安だったのですが、こんな私でも難なくできてしまう素敵なレッスンです。冷え性で、汗もかきにくかったのに、ここへ通ってからは平熱が1度くらい上がって代謝が良くなりました!身長も伸びたんですよ…(笑)。姿勢が良くなったからですよね。昔はスカートなんてはかなかったけれど、今は少し短いスカートも自信を持ってはけるようになりました(会社員・36歳)」。

 B子さんは、学生さんと言っても通りそうな可愛らしい方。172cmという長身で、バレエが映えそう。前田さんの大ファンで「先生とお話してると、癒されるんですぅ」と最高の笑顔を見せてくれました。

 生徒さんたちの充実感たっぷりの笑顔と、レッスンを楽しむ姿を見ていると、楽しみながら若さと美しさ、健康が手に入るという「佳寿美式ストレッチ」の魅力が分かるというものです。バレエは一部の選ばれた人だけのお稽古事のような気がしていましたが、前田さんは「バレエ」を生活の中に取り込み、身近に感じさせてくれます。バレリーナの美しくしなやかな肉体を、大人になっても目指せるとすれば、これはもうぜひお試しいただきたいものです。

 最後に前田さんから、長崎の女性たちへメッセージを頂きました。

 「女性には、いくつになっても美しくあって欲しいと願っています。人は年齢とともに老化していきますが、衰えるからこそ、逆に身体を動かしてほしいですね。人の身体の筋肉は、鍛えれば衰えることを知りません。腹式呼吸をしながら、骨や関節の周りの筋肉をほぐすことで、身体が動きやすくなります。骨は筋肉が支えていますので、その筋肉を鍛え、身体を動かすことで、リンパの流れを良くし、全身の血流が良くなり、しいては内臓までも元気にしてくれるんです。いくつになっても、女性には健康で若々しく美しくあってほしいですね。女性は社会の土台。女性がしっかりと自分を磨き、支えることができる社会は素晴らしいものになると思います。みなさんには、自分の中で、“ここまで”という限界をつくることなく、諦めずに常に向上していってほしいと思っています」。

【編集後記】

 前田さんの天真爛漫な笑顔に元気をもらえるバレエスタジオ。バレエを始めたい人だけのスタジオではありません。一般の人でも、いくつからでも始められる簡単でいて効果的な「佳寿美式ストレッチ」は、これからの高齢化社会の中できっと必要不可欠なものです。
 汗だくになって動き回ることなく、横たわったまま、身体の関節や筋肉から解すレッスン法は、若さと美しさ、肉体的な健康はもちろん、前田さんのようなポジティブな精神的健康も手に入ります。身体が硬い人や、運動の苦手な人でも、個々のペースで、身体に負担をかけない「佳寿美式ストレッチ」。身体の機能にかなった健康になるための体験レッスンが随時開催されていますよ。ぜひ試してみてください!

2011年11月28日:ママ記者M
 
長崎県内で活躍中の女性たちや、長崎出身の県外で頑張る女性たちを、ママモニからピックアップして、インタビュー取材を行います。
「自分らしく、人生を楽しんでいるひと」「夢に向かって、頑張っているひと」「大切なことに熱中しているひと」様々なインタビューを通して、ユーザーの皆さんの自分流の楽しみ方や、何かのヒントが見つかるかも?! 刺激的で元気が湧いてくる記事をアップしていく予定です!
もしかすると…つぎは貴方が旬なひと?!